力を入れている診療科目を御紹介いたします

 

糖尿病治療

 

当診療所は、糖尿病学会のリーダーをお務めの複数の大学教授や近隣の糖尿病学会評議員の先生と最新の糖尿病治療について共同研究を行いその発表や医療関係者向けの講演会を行っています。特に臨床上有用性が高く従来よりも患者さんの合併症を予防できる治療については、積極的に日常診療に応用しております。糖尿病で血糖が高い状態が、継続した時間が長いほど後でどんなに頑張って治療しても合併症を起こす可能性が高まること(負の遺産効果）が研究でわかってきました。さらに極端な低血糖も心臓発作を起こし易くし良くないことが、分かってまいりした。つまり高すぎず低すぎずその方にちょうど良い血糖コントロールテクニックが、要求される時代になりました。糖尿病治療は、薬でいったん血糖が、良くなっても治療を継続することがとても大切です。そして減塩に配慮し家庭での早朝血圧を125/75mmHgとし尿中アルブミン値をコントロールすることが、脳や腎臓や眼を守ります。そして薬が減るように短時間でも結構ですから良く腕を動かすような歩行をするなどの運動療法を行うことお魚や繊維質を食事の前半に良く噛んでゆっくり食べるなどの食餌療法がとても重要です。

 

 

 

慢性腎臓病治療

 

高血圧や糖尿病、脂質異常症、喫煙によって私たちの大事な腎臓が機能低下を起こします。　当診療所では、腎臓病学会のリーダーをされている複数の大学教授と最新の腎保護対策について研究発表を行っております。そして、これを応用し個々の患者さんの尿中アルブミン量や蛋白尿やその他の物質を計測しその方にとって最適な24時間パーフェクトな高血圧コントロール治療を行っております。そのほか、栄養士のカウンセリングを受けて頂き腎保護作用のある食餌治療について御指導させていただきます。

 

 

 

高血圧治療

 

本邦の非感染性疾患および外因による死亡リスクの寄与因子として高血圧は喫煙に次ぐ第２位の原因疾患です。所長が、医者を目指したきっかけは、中学生のころ、叔父様が４２歳の若さで、突然高血圧性脳出血によって他界された事からでした。高い血圧は下げれば、脳出血や脳梗塞になりにくくなり幸せに生活できます。あまり知られていませんが、原発性アルドステロン症というホルモン異常で、高血圧症になられる方もおられます。当診療所では、ホルモンの測定を行い治療する事で、毎年数名の方が、高血圧が治り薬が不要になられ喜ばれております。その他最近統計上で、高血圧は、認知症の発症原因の一つとなる事が分かってまいりました。血圧は、ただ闇雲に下げるのでは、かえってよくありません。糖尿病や腎臓の弱っていらっしゃる若い方は、上の血圧が、125未満かつ110mmHg以上にコントロールする事が病気の発生を予防してまいります。高血圧治療の工夫について古木所長は、日本高血圧学会にて複数回発表を行なわせていただきました。さらに当診療所の研究成果を東京、横浜、厚木、平塚、小田原など各地の医師向けに講演させていただきました。　今後も日本人が、高血圧で命を落とさないためにより良い治療や24時間パーフェクトな血圧変動を抑える治療ができるような工夫を考えてまいります。高血圧につきましては、古木所長は、恩師である宮川政昭先生や日本の高血圧研究の最先端を行く香川大学の西山教授らと共同研究を行い今後も日本の高血圧治療に貢献していきたいと考えております。

 

狭心症治療

 

糖尿病やコレステロールが高い方高血圧の方は、心臓を養う血管が詰まって細くなりやすい事が分かっています。

当診療所では、運動負荷をコンピューターで最適化したうえでの運動負荷心電図検査を行っております。　通常の心電図では、解らない隠れ狭心症を見つけやすくなります。当診療所は、山近記念クリニック循環器科、秦野日赤循環器科、東海大病院循環器内科と連携し心筋梗塞の予防や緊急治療に全力をあげております。

 

禁煙外来　　卒煙塾

喫煙は、やめたくてもやめられないとお考えでしょうか。喫煙は、pm2.5を200-800μg/m3と上昇させるとの報告があり日本の環境基準３５μg/m3をはるかに超えます。北京市内のｐｍ２．５濃度が、４００μg/m3で大騒ぎになっておりますが、喫煙者のおられる家庭内の空気はこれに匹敵する汚染となりご家族の心肺血管病やがんのリスクになります。当院では、止めたい気持ちに寄り添って優しく禁煙のお手伝いをするよう心がけております。これまで約３００名以上の方々を禁煙成功に導かせていただきました。古木所長は、神奈川県主催の卒煙塾講師として市民向け講演会を行ってまいりました。その他日本禁煙科学会の座長や医療関係者向けの禁煙外来設置向けた出版の協力させていただいております。